HUAWEI P10のRoot化 With MAGISK最新化できなかった
自分のスマホはHUAWEI P10だ。マシンとしては発売後5年も経っている。
当時はまだHUAWEIが米国の制裁を受ける前で、GAppsも普通にインストールされていたし、OEMロックもHUAWEIのホームページでアンロックコードを取得することもできた。
だから、買ってすぐにアンロックコードを使ってブートアンロックしたうえで、カスタムロム+Root化していた。しかし、当時どうやって入れたかよく覚えていない。
OpenKirinのOMNI ROMを入れていたのだが、Androidのエミュレータの比較のついでにMagisk入れられないかと試しているうちに、そもそも実機のP10のMagisk最新化しようかと思い、挑戦。
しかし、現時点の最新のMagisk 24.3を入れようとしてあっさり失敗。RECOVERY_RAMDISK.imgにパッチ当てしたものの、OS起動後認識されず。
いろいろ調べてみるとどうもMagisk20.0まではHUAWEI P10に入れられたらしいことがわかる。
Magisk20.0まではインストール後の初回起動時にリカバリーROMで起動した場合に自動でリカバリー領域から起動するようにスクリプトがインストールされていたが、以降のMagiskではそのスクリプトが入っていないことが原因らしい。
そのため、RECOVERY_RAMDISK.imgに最新のMagiskでパッチを当てたものを用意し、TWRPでMagisk20.0をzipからインストールしたうえで、さらにパッチを当てたRECOVERY_RAMDISK.imgを同じくTWRPで焼き、そのままTWRPからリカバリーリブートすることで、Magisk20.0のスクリプトを利用したうえで新Magiskを入れられ、P10でも使えるという噂。
ところが、ここではまる。TWRPをfastboot flase RECOVERY_RAMDISK twrp-3.2.1.imgなどとして焼いてみた。しかしリカバリーブートしてみたら、TWRPのタイトル画面でハングアップ。
電源切ってもリカバリーブートモードになっていて、systemブートもbootloaderも起動できない。30分ほど格闘したが、どうにもならない。
文鎮化した…。
そこであきらめ。もう5年だし新しい端末買うかと思い、AliExpressでどうせならXiaomi K50買っちゃおうと注文。到着は3週間後だが、まあ、別に誰かと連絡取らなきゃならないこともないし、どうせテレワークでほとんど外にも出ないし、かまわん。
と、思ってP10見たら、EMUIのリカバリーモード画面になってる。
あ、もしかしてタイムアウトしたの?
とりあえず、systemリブートしてみたら、立ち上がったぁ。
そのあと、もう一回リカバリーリブートしてみたらやっぱりハング。
しばらくしてもEMUIの画面にならなかったが、電源のオフオンなどをしているとやっぱりEMUIのリカバリー画面が出てくる。
しかし、どうにかならんか?たぶん昔Root化したときはTWRP入れられたと思うんだけど。
と、いうことでOSを入れ直せばできるのではないかということでOpenKirinをfastboot flash systemで再度焼いて初期化し、TWRPを入れてみる。やっぱりダメ。なんでだよ。
ここであきらめたのがゴールデンウィーク直前あたり。とりあえず、初期化してしまったので、アプリを入れ直し、設定を戻したりして何とかある程度戻ったものの、Root化が完全にはずれてしまい、タスクキラーとかが使えなくなりむしろ使いにくくなってしまった。
Xiaomi K50はキャンセルして、P10はしばらくほっておいたが、何とかしたいなぁ。とおもい、やり直すことにした。もしかしたらHUAWEIのストックROMから入れればいいんじゃないの?以前入れられたはずで、そのあとRECOVERY_RAMDISKとか、いろいろいじっちゃったから、クリーンにしたら行けるんではないか。
幸いというか、これまた以前ストックROMはいろんなバージョンをダウンロードしていたので、今はダウンロードできないようなものも手元にある。
で、順番にfastbootでflashしようとしたらCommand not Allowedとでる領域多数。中途半端に焼いてしまった感じ?もうどんどんひどくなる。起ち上げてみても完全に立ち上がらず、リブートループ。OpenKirinをさらに上書いてみたものの、こちらもリブートループ。
今度こそ終わったか。
EMUIのリカバリーモードが立ち上がったところで目に入ったのはダウンロードによりfactory reset。あれ、このオプション出てなかったよなぁ。どうすれば出るんだかよくわからんけど、こいつでやってみるか。
なぜか約40分もかかって、ダウンロード完了し、VTR-L29C635B364がインストールされる。
そして、しっかり立ち上がった。やっとファクトリーリセットできた。
さらに、これでTWRPも焼いてみたら入るし、ハングアップもしない。やっとMagisk 20.0入れられる。
しかし、使い慣れたOMNI ROMと違い、なんとなく使いにくい。
やっぱりOMNI ROMにしようということで、OpenKirinを上書き。
ところが。OpenKirinいれたらTWRPがハングする。
あっ、そういうこと?TWRPのハングの理由はOpenKirinだったってこと?
さらにここで、電源切ってボリューム下ボタン押しながらUSB接続するとbootloaderになることがわかる。これでタイムアウト待ちも必要ない。
そこでSystem領域にいったんストックROMのsystemを書き込んでからリカバリーモードを立ち上げるとTWRPがちゃんと起動した。
で、Magisk 20.0→Magisk 24.3を焼いて、さらにsystem領域にOpenKirinをいれてから立ち上げてみたが…。Magisk24.3は結局反応しませんでした。
もう、あきらめた。Magisk20.0でいいや。使えなくなっていたRootも使えるようになったし、いまのところ入れているアプリでRoot化を検知したものがMagiskHideでもだめっていうものもない。タスクキラーも使えるようになったし、Macrodroidでの操作やルートディレクトリ下のファイルも見えるようになったし、いいや。
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