生命保険を解約して、別の保険を考える。
20年強加入してきた生命保険を解約した。
以前からやめようかなとはうすうす思っていた。
理由は入っていた保険が第一生命の「堂々人生」だったからだ。
この保険は加入時は言われるまま、あまり考えずに加入してしまったのだが、
終身保険っぽい説明をされていたが、終身「移行」保険であり、終身保険にするには
のちのち「移行」するためにさらに保険料を積み増ししないといけないという、
ある意味詐欺的な保険である。
分厚い約款などをよく読めば、きちんと書いてあるのだろうが、
そんなものを読む時間も読み解くほどの専門知識もない。
ただ、4~5年前になりこの事実に気づいてやめた方がいいなとは思っていた。
若いころはそもそも貯蓄がないので、生命保険に入る意味はあったが、
現在では物価の上昇がよほど大きくない限りは死ぬまでに必要な貯蓄はできている。
まあ、年金が現在の想定通りもらえるという条件があるが。
先月、現在の契約が来年で10年目の切り替わりの時期になったということで、
保険のセールスレディが2人で家に説明に来た。
「堂々人生」の次の保険料は月5万5千円になるという。あきれるほど高額な保険料だ。
もちろん、この保険料は保険屋も高いと思っているということで、特約や補償料を
減らして月額の保険料を下げるという提案を持ってきた。
自分としてはもう死亡保険もいらないということを伝えたところ、
「堂々人生」は死亡保険などのいくつかの保険はメインなので、なくすことはできない。
死亡保険のない保険であればということで、現在と同じぐらいの保険料のプランを提示された。
一応1時間ぐらい説明してもらったが、一ヶ月ぐらい考えさせてくれと言って帰ってもらった。
現在の保険を解約すると、解約返戻金はどれぐらい戻ってくるのか。
サイトで調べてみたところ、解約返戻金はなく、代わりに生存給付金だけが戻ってくるようだ。
それだけでもクソな保険ということが言える。
結局20年払った保険は600万ぐらいと試算。生存給付金は10%程度の60万しか戻ってこない。あとは2回の手術で各10万ずつ。
新しい契約にする場合はその生存給付金を組み込む→つまりそれすらも0になって保険料は同じということになる。
アホくさい。
まあ、貯蓄は十分あるし、今年いっぱいをめどにアーリーリタイヤするつもりなので、これ以上、自分のための生命保険に加入するのは意味がない。
と、いうことで、一か月を待たず第一生命に解約の申し出をした。
豊田商事詐欺事件の被害者がなんとか取り戻せた被害金くらい微々たるものだが、
生存給付金だけでも回収できてよかった。
と、いうことでいったん保険は火災保険などの家に付随する保険だけだか、
一つだけ迷っている。
いわゆる個人賠償責任保険だ。
自動車を運転するのであれば対人・対物賠償保険に普通は入るから賄えるが、
自動車に乗らない自分にとってはそういった保険に入ることはない。
ただ、万が一、万々が一、だれかに怪我を負わせたり、物を壊してしまうような事態になった時に、
億単位の保証ができる保険であれば入っておいたほうがよさそうだ。
火災保険に組み込まれているのか?
調べてみると2,000万円。ちょっとこころもとない。できれば1億以上もしくは無制限タイプにしておきたいところ。
とりあえず、楽天を調べてみる。自転車保険・サイクルアシストなるものがある。
これでもいいかと思ったが、もう少し探すともっとよさそうな保険が見つかった。
日本生命のまるごとマモル。2019~2021年の2年間で100万件の加入件数ということは、有名なんだろう。
自分は全く知らなかったが。
年額1,992円なのに、賠償責任補償額は無制限。条件としてはばっちりだ。
こまかい資料を受け取って補償内容をしっかり確認する必要はあるが、
個人賠償責任保険単独で加入できるものとしては加入者にメリットの高い保険だろう。
いままで入っていたクソみたいな保険に比べ、よっぽど安心だ。
楽天のほうは加入によって楽天のポイント倍率が上がるとか、ほかの所でメリットがあれば加入してもよかったが、とくにメリットはなさそうだ。
と、いうわけで資料がきたらよほどのことがなければまるごとマモルに入ることになるだろう。
家庭教師のトラコで言っていた。社会人として保険に入るのは当然。
でも、自分をまもるための保険はある程度の資産があるなら不要。
自分以外のための保険こそ本当に必要な保険だと思う。
保険ってちゃんと見直した方がいいね。まったく。
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